ラフ画から自動で線画化、さらに着色までできるようになる日が来るかもしれない

未来の世界では、ロボットが家事をやって、ロボットと会話して。
生活や仕事のあらゆることが機械化・自動化するっていう未来予想を、小さいころよく見かけたものですが。

とうとう絵を仕上げるプロセスでさえも、自動化が進んでるみたいです。

線画の自動着色サービスが登場!あっという間に色塗りが終わってしまう?

なんと、線画ファイルを読み込ませると、自動で着色してくれるらしいです。

「そんな自動で上手く塗れるものなの?」って思ってしまうところですが、デモの絵を見て、着色が上手すぎてびっくりしました…。

これ、本当に自動なの!?

こちらのサービスでは、何も指定せずにとりあえず自動で塗ってもらうこともできるし、「この女の子の服の色は赤がいい!」などの希望があれば、その箇所に色をちょこんと置くことで、希望通りのカラーで大体いい感じに塗ってくれます。

すごい!

ラフスケッチから自動で線画化する技術も研究されているらしい

更に、線画からの着色だけでなく、ラフスケッチから自動で線画化もできるかも、とのこと。

ラフ画へ自動的にペン入れして線画にする恐るべきニューラルネットワーク技術を早稲田大学の研究室が開発

えええ…どういう仕組みなの…。
クオリティが高くてびっくり。

私自身も昔からイラストを描くのが好きで、iPadなどでイラストの線画から着色まで仕上げてみたことがあるのですが、デジタルでやり直しが効くとはいえ、簡単なラフスケッチから一枚の色鮮やかな絵に仕上げるのはとても大変です…。

ラフではいい感じに書けたと思っても、線画で上手くいかなかったり、着色が難しかったり。

今の段階では、絵師の方々の本気塗りにはまだまだ叶わない…とはいえ。
今回のデモ版の仕上がりを見ている限りでは、かなりいい感じの着色ですし、これからどんどん性能が上がれば…!

イラスト・漫画の世界も、自動化の技術で変わっていく

最近Webマンガのアプリやサイトが多数ありますが、Comicoのようなカラーの塗りで週間連載は相当大変なはず。
実際、体調不良で休載されている作家さんも多いですし…。

もし自動彩色の精度が上がれば、それらのカラー漫画の塗りが自動化されるかもしれません。

更に、自動着色と自動線画化の技術を組み合わせると!

ある程度ラフさえ書ければ、どんな人でもカラーイラストや漫画を仕上げることができるってことですよね。
お話を考えることはできるけど、イラストが描けない…彩色が苦手という人でも。

それってすごくないですか?

そのうちイラストだけでなくて、自動で高クオリティな記事作成ができるツールもできるんだろうなあ…。
技術ってすごい!すごすぎる…!